ナナのハンバーグ

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(OLYMPUS E-520 & PANASONIC LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4)

洋食屋さんという言葉は、どこかしら幸せな響きがする。ひだまり、そよ風と同列にならべてもよいくらい、それ自体にすてきなイメージがある、とおもいませんか? たぶん、洋食屋という言葉を聞くと、おいしかった海老フライや、ハンバーグなどを頭のどこかで、記憶引き出し係の人がせっせと引き出しているのであろう。

ふとハンバーグが食べたくなって、おいしいといわれる洋食屋にいった。店内にはいると5時半くらいだったにも関わらず、大きなテーブル席は2つとも予約されていて、店の一番奥のテーブルに座ることになった。初めて入った店だったけれど、この時点で期待ができる。だってそれは地元の人に支持されているという証だから。

P9230173.jpgメニューをみて、鶏のシュニッツエルを頼むか、ハンバーグにするか、めちゃめちゃ迷う。肉の種類で一番なにが好きか?と問われたら、牛肉のいいやつはそれはそれはおいしいけど、実は一番好きなのは鶏肉でなないか?とおもっている。鶏肉に小麦粉をつけて、少なめの油で揚げるように火を通していく。濃いめの塩と故障で味付けして、と味を想像していると、うわー食べたい!と頭のなかが忙しくなる。でも、結局、もともとの目的をおもいだして、ハンバーグを食べることにした。それだけじゃ足りなさそうなので、サラダとご飯も頼んだ。

P9230179.jpgやってきたサラダが秀逸で、そこに乗っている鶏がシュニッツエルを食べたい欲求を満たしてくれた。ああ、ナイスチョイス。自分の料理の注文があたったときはとってもうれしい。野菜もうまいし。

メインのハンバーグはまずまずのお味。個人的にはサラダがやけにうまかったので満足というかんじだった。食べている間に店は満席になり、お持ち帰りの電話は鳴り止まず(べつに食事を邪魔するということはない)、遅れてきてしまったお客は店に入れず、という盛況ぶりだった。こういう洋食屋さんが近所にあったらどれだけ人生潤うことだろう。

幸せな人生というのは、お金そのものではなく、おいしいハンバーグによって形成されている。とどこかの偉い人がいってた。例によってウソだけど。

(お店の場所がはっきりわかりませんが、大阪は池田市でした。)
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