山空海温泉


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時間:4月〜10月 10:00 〜 19:00 11月〜3月 10:00 〜 18:00 ※日・祭日は8:00〜
住所:大阪府豊能郡能勢町下田尻801
電話:090−7887−0995
料金:700円

とっても温泉好きの人を知っています。その人は、温泉にはいるために飛行機にのり秋田にいったり、新潟にいったりします。それだけでも信じられないのに、 山の中にひとりで入っていき、5時間ほどあるいて、人なんてだれもいないような秘湯に入ったりしています。温泉マニアというか温泉バカというか、いやいい 意味で。

そんな人に質問してみました。「近場でいけるところで、おすすめの温泉はありませんか?」と。そうしたら帰ってきた答えが「大阪は能勢にある山空海温泉は いいよ」とのことでした。「この辺ではめずらしくちゃんと硫黄のにおいがするよいお湯で、つかるとスーと体が軽くなる。」 ということで、その温泉に行っ てきました。

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にせものではなく、本当にわいている温泉なので山の中にあります。京都からだと亀岡経由と大阪の阪急宝塚線のほうからいく方法があります。交通機関はバスも 電車も走ってないので、車で行くしかないようにおもいます。細い道を走っていると、おもむろに温泉のマークが見えてきます。注意していないと見落としそう になります。

P9230155.jpg細い坂をくだって車をとめて、温泉の方に向かって歩く道です。途中にアヒルちゃんがいるので心がなごみます。アヒルちゃんかわいい。

P9230151.jpg券売機で温泉の券を買います。700円なり。札が使えないので、小銭を用意しておかなかればなりません。なにせ山奥なのでお店の人も両替とかしにいけないのでしょう。ここは心遣いとして、こちらがしっかり準備しましょう。

P9230139.jpg 噂の温泉です。はい、めっちゃ狭いですね。2種類のお湯があって、ひとつは32度から35度、もうひとつは42度くらいに設定されていたように記憶してます。ぼくはぬるいお湯の方が好きなので、32度〜のほうに、ぼーーーーと何十分もつかっていました。

お湯は硫黄のにおいがして、じゃっかんヌルっとするかんじです。面倒なことは全部忘れて、このままとけてしまいたいとおもうとかおもわないとか。

この秘湯、もともとは鍼灸院のかたが会員制の湯治場として使用していたらしいです。元来から体を治す目的で作られたものなのです。だからあまり騒いだり、キャーキャーいわずに、ゆったり治療や疲れをとるのがよいのでしょう。

P9230153.jpgペットボトルを持っていけば、もしくはお店の人に頼むとペットボトルも超低料金でもらえます。たしか1Lにつき10円とかでした。このお湯でご飯を炊くとおいしいとか、飲むと体によいとかいわれています。まあまあ珍しいお湯質なので、持って帰るのもよいでしょう。

入浴後は肌がつるつるするような気がします。そして、なんでかわかんないけど、体の疲れが抜けて、軽くなったような気になります。どういう作用でどういう 効果があるのか、ぜんぜんわからないけれど、調子がよくなります。近くに住んでいるなら1ヶ月に1回くらいは通いたいです。

P9230144.jpg道ばたに花が咲いていました。なんという花なんだろう? 秋の花っぽいですね。体だけでなくて心も癒してくれる、そんな山空海温泉でした。