090709ヘルシンキのカフェ

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(OLYMPUS E-520 & PANASONIC LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4)

ノートパソコンがこわれたため、一部写真データが失われてしまった。やもなくたびの途中から書きはじめることにする。

7月9日、前日に市場やセカンドハンドショップのfidaを探して街をあるいているときにみつけたカフェにはいる。異国の地。勝手がぜんぜんわからないので、お店にはいるだけでけっこう緊張したりする。ヘルシンキは比較的英語が通じるって聞いていたけど、年配の方、そして45歳以上くらい見た目の人になると、あんまり通じなかった。

店に入るとすぐにショウケースがあり、ケーキや食べ物がならんでいる。なにがおいしいのだろうとおもって、オススメはなんですか?とカウンターにいた45歳くらいの女性に聞いてみた。意味はわかってもらえたみたいだけど、英語でうまく表現できないみたいで、奥、たぶんキッチン、で働いている20代とおぼしき女性となにやらしゃべっている。

しばらく二人で相談した結果、このアーモンドのケーキがおいしいわよ、と20代の女性がいう。じゃあそれとサンドイッチとコーヒーをくださいなという感じで勘定をさきにはらう。コーヒーのある壁際を指差されて、あそこにコーヒーがあるから自分でどうそ、とジェスチャーされる。

ヘルシンキではいったカフェのほとんどがセルフサービスだった。コーヒーの味はといえば、別段とりたてておいしい!と感激するほどではない。ふつう。それはたぶん住んでいる京都のコーヒーがおいしいからかもしれない。まあ好みの問題かもしれないけど。

サンドイッチも別に死ぬほどうまいというわけではなく、ふつう。というか個人的な好みとして、かたいパンの存在意義がいまいちわからない。カンパーニュとか?あれはどこがうまいんだろう?パンはふわふわにやわらかいほうがうまいに決まっているじゃないか、とついこの間までおもっていたんだけど、どうやら世の中には固めのパンが好きな変わった人もいると告げられた。

まあ、そんなわけで、コーヒーもサンドイッチもふつうなお店だったわけだけど、場所は便利なところにあるし、雰囲気はとってもよい。旅行の最中なのに、外の景色をみながらぼーとすごしてしまった。ツアー旅行が死ぬほど嫌い、あくせく観光スポットをまわるのも嫌いと、ほんとうに観光に向かない性格だなとおもいながらコーヒーをすする。

でも、よくかんがえたら海外にいくときは、いつもひとりで、ツアーに参加したことがない。これは比較するうえで不公平なんじゃないだろうか?ツアーに参加したことがあって、個人旅行の経験もある、それではじめてどちらが好きだ、嫌いだという土台にたてるのではないだろうか?とかうだうだかんがえながらヘルシンキの貴重な時間をぼーとすごす。いいのです。どこにいっても、カフェにはいってコーヒー飲んで考えごとするのが僕の楽しみなのです。

あ、アーモンドケーキはあまくて、濡れせんべい風の食感というか、カントリーマームの固形度をもうちょっと上げたかんじで、とてもおしいかったです。ただの甘いもの好きなのかもしれないけど。