090709 道すがら

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ヘルシンキの町をあるいていたら偶然、変わった木組みをみつけた。スケボー練習用?そんなわけないですよね。たぶん、家具やらなにやら、正面から入らない ものをいれるための道具なんでしょう。それとも工事かなにかしてて単なるショートカットのためにこんな木枠を作ってるのか?なぞです。

僕の住んでいる京都の町屋ではたまに似たような光景をみることができます。似ているといってもおんな木組みがあるわけではありません。入り口以外から荷物をいれるという概念が似ているという意味です。

京町屋は間口が狭いため(これは、秀吉さんの時代に間口の大きさに対して税金がかかったので、町民は間口をせまく、中を長くつくる建築方式を採用したとい われていますいう。)、大きな荷物を屋内にいれることができません。そんなときにどうするか?答えは屋根ごととってしまうのです。京都をあるいていると、 ほんとうにたまにその光景にでくわします。そんなことを京都から遠く離れたヘルシンキでおもったのでした。たぶんヘルシンキは間口にたいして税金の額がか わるなんてことはないんだろうけどね。