鍋と猫とだしまき

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本格的に道に迷いました、比喩的な話ではなくて実際に。その日は友人のところに鍋をしにいく予定でした。何回か訪れたことがあるので場所を確認しなくてもいけるだろうとおもったのです。京都に住んでいる方ならわかるとおもうのですが、友人の家は千本通りにあるにもかかわらずぼくは勘違いをして丸太町通り周辺をグルグル探していたのです。見つかるわけがない。

でも、探しているうちに気になるお店を発見しました。その店は白熱灯の灯りひとつでてらされていて、看板に「だしまき」とあります。これは個人的な経験則ですが、「単品」というか「専門」分野で営業続けているお店っておいしい場合が多いとおもうのです。なので、迷子真っ最中だったけど、「すいません、だしまき二個ください」とのんきに注文しました。

時間にして1時間くらい迷ったあと、やっと友人の電話番号を入手して(教えてもらってた番号は変わっていた!)ようやく友人宅に到着できました。その日は寒かったので体もめがねも冷たくなっていました。部屋にはいったら急にあたためられたせいか、ずっとめがねがくもってました。

というわけで気のいい友人夫婦にむかえられ、おいしい鍋にありつきました。なぜかこの友人は買い物などの準備をいつも済ませておいてくれるのです。自分は飲まないのに僕のためをおもってビールを買ってきてくれていたり、きのこを各種そろえてくれていたり、なんと気が利くというか思いやりがあるのだろうというかんじです。下準備するのがなんの苦にもならないというか、むしろ楽しそうにやっている感があるのです。こういう性格はみならいたいなと常々おもっています。

友人夫婦は去年あたりから猫を飼い始めました。この猫ちゃんがめっちゃ美人なのです。あんまり猫には慣れてないものの、なんとかなかよくなりたくてコミュニケーションを試みました。鍋をしたメンバーは猫ちゃんを買いなれた人が多く、そのコミュニケーションの巧みさ(雑さ 笑)におどろきました。

はじめのうちは遊んでくれていたんだけど、しばらく触っていると、猫専用の隠れ家に逃げてしまいます。なのであきらめず追っていって、猫専用スペースに手をつっこんで、「おーいこっちへおいでよ」とかまっているところです。今から考えたらかなり嫌がられている気がするけど、そのときは夢中で色々考える余裕がなかったのです。あー猫ってかわいいな。いままでみんなが言ってても「あら、そう?」くらいにしかおもっていなかったけれど、最近わかるようになってきました。

あ、だしまきは文句なくうまく、なべもコラーゲン鍋という変りダネだったけどおいしかったです。
鍋ではずれたことってあんまないけど、面子がよかったらなんでもOKですなー、やっぱり。