!年代別の興味

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冬は鍋の季節、ということで、またまた友人宅に鍋にいきました。(前回とはまた別人。)今回はお酒好きなダンナと飲んだので飲みすぎてしまい、若干なにを食べたかおぼえていません。うーん、ちゃんこ鍋やったんやろか?まあおいしかったし楽しかったからOKでしょう。

それでもって、鍋をする前にいま建設中のお家を訪問させてもらいました。すごいね。同い年なのに家を建てちゃうなんて。ものすごい決断力と計画力です。見習いたい。しかも一階はスタジオにするらしいじゃありませんか。ミュージシャンの夢です。毎日爆音出せるとか考えただけで鼻血がでそうになります。あーいいなー、あーいいなー。マイク録音とかも綺麗にできるんだろうなー。

しかし、あれですね。いろんなところでいろんな人と話をしていると感じるのが「年代別の興味」ですね。なんだそれは?というと、年代によって会話する内容っていうのはある程度きまってくるとおもうのです。会話というか興味というか。

まあ10歳までとと10代のころは、親や友人からの影響をつよく受けながら、さまざまな価値観を自分のなかに取り入れていくときなのでしょう。

そして20代になると、ある程度自分の意思で世の中を渡っていく必要がでてきます。仕事はなにをするのか?自分の中のどの力を使って社会とつながっていくのか?好きなこと、得意なこと、やりたくないこと、苦手なことはなんなのか?などなど生きる糧を得るために色々考えるわけです。そして、いくつかの恋愛を経て、自分にはどういう人があっているのか、絶対必要なこと、憧れる・ほしいけど別になくてもいいもの、自分にとって大切なものをより分けていく時期のようにおもいます。

20代は試行錯誤の結果、自分の特性を見極めて、なにが自分にとって必要か、なにが自分にとって不必要か、何をしていたら楽しいか、何をしていたら自分が活かせないかなどを知る時期なのかもしれません。だから、この時期にはたくさん経験して、ああこれは○、これは×、ほうほうそんな自分もいるのかなどと10代でとりあず吸収した常識や考え方を取捨選択する時期なのかもしれません。


それが30代になると、長期的展望が必要な決断をすることになります。結婚、出産育児、家の購入など一度はじまってしまうと止めることが大変な決断。それらがうまくいくかどうかというのは、取捨選択、自分の価値観の発見というステップにかかっているようにおもいます。自分の性格、自分の仕事、自分にあうパートナー、そのような自分の価値観をよりよく見つめられていれば、決断したあともうまくいくのかもしれません。逆にうまくいかない場合、また価値観をより深く見つめる作業にもどって、さて、自分とはなんなのか?と答えを探すことになるのだとおもいます。


こんなこといままで全く考えたことなかったけど、今日とつぜん気がづきました。もちろん20年代、30代というのはあくまで目安です。実際は25歳で結婚しようが19歳で家を買おうがそれはそれでいいのです。一人一人の人生は一般化することもできないだろうし、しようとおもうとどうしてもステレオタイプ的な考えになってしまいます。それはわかっているのですが、個人的な経験を振り返ると、良い悪いにかかわらず、あるステップを踏んでいるようにおもうのです。

それはある意味、冷蔵庫の中にいれた食材に似ています。10代までは、ほとんど親からもらった食材を自分の冷蔵庫にいれます。(もしくは育ててくれた人からの影響)そして10代には親からもらった食材だけでなく友人、先生や周りの大人などからもらった食材を冷蔵庫にいれます。

それが20代になると、冷蔵庫の中にある食材を自分でよりわけるようになります。ごぼうは体によいといわれたけど、私にとっては泥を落とすのが面倒だ、とか常識や正論ばかりじゃないということがわかってくるのです。

そして30代では自分にあった食材をえらんでどんな料理を作ろうかということが見えてくる。たぶん30歳以降は、料理を作り、味を楽しみ、分け与えるというふうに進んでいくのではないだろうか?とおもいます。

もっとわかりやすく書いてみるとこのようになります。

・step1:いろんな価値観を吸収する
・step2:試行錯誤し、価値観を取捨選択、自分の価値観を知る
・step3:価値観をもとに長期的展望をたてる→うまくいかない→step2へ
・step4:いままで得た価値観にもとづいて、自分の人生を作る
・step5:??
・step6:??健康?
・step7:??
・step8:??
・step9:??

というようなかんじで。うわー、うえの年代の人に話を聞いてみたい!