なんでも打率

大きな声でいえることじゃないけれど、「続ける」ということが苦手です。
短期的に集中してなにかをするのは得意なんだけど、
それを継続させる力がそなわってないようです。
だから、そういう資質をもっている人にはあこがれてしまいます。

なにかをはじめたときは独特の興奮みたいなのがあるからわりと楽しくやれるんです。
でもそれを続けるとなると、うまくいく時もあるし、うまくいかない時もある。
もっというとやりたくない時だってあります。
続けれる人というのは、いったいどういう気持ちで物事を続けているのかとても不思議です。
そんな疑問についてかんがえていたら、「打率」という言葉がおもいつきました。

いちおう阪神ファンですが、ふだんは野球をみないし、くわしくもありません。
でも、打率はしってます。計算方法を調べてみたら、打率=安打数÷打数だそうです。
わかりやすい言葉にすると、「打率」=「ヒット回数」÷「打席にたった回数」でしょうか。


なにかを続けていると、うまく結果がでなかったときにはとても落ちこみます。
せっかくやったのに意味がなかったのではないか?もうその時間ごと返してほしい
というような気にさえなります。

そして、なにかを続けていると、ああ今日は気分がのらないからやりたくない。他のことしたい。
あっちの方が楽しそうじゃないか。休めるなら休みたい。という気持ちになります。

そんな時に打率を意識してみると、なんとかうまく対処できるのではないか?
といま仮説を立てているのです。いっしょに考えてみましょう。


打率というのは、「うまくいった率」と考えれます。
ヒット回数というのは、「うまくいった回数」と考えれます。
打数というのは、「おこなった回数」と考えれます。

こう一般化してしまうと、野球からはなれていろんなものに応用できる!
とおもって一人でちょっと興奮しました。簡単なことでハイになれるっていいですね。

コンパ打率。恋愛打率。料理打率。ブログ打率。ライブ打率。挨拶打率。
もうなんでも打率打率。ダ・リ・ツです。自分で言っててうっとうしくなってきました。
もうちょっと具体的にみてみましょう。。


コンパを例にとってみましょう。
(コンパにはいままで一度もいったことがないからあくまで想像です。)
コンパ打率というのは、コンパにいって当たりコンパだった率という意味です。


まず最初に、なにがヒットか?ということを定義しておく必要があります。
いい異性がいたらヒットとするのか?
楽しかったらヒットとするのか?
連絡先を聞いたらヒットとするのか?
とにかく、なにがヒットか決めるのです。

そして、そのヒットがでるように、日夜努力していくわけです。
コンパの前に写真を要求するなり、職業で選ぶなり、よい人脈を持っている人を探すなり。


つぎに、打席にたつ。実は打席にたつ回数が少ないほうが打率はあげやすいです。
でも、回数が少ないということは、成果を得れる回数も少ないということです。
望んでいる成果はたくさん得たいところです。たくさんいい男と知り合う、おいしいものを食べる。
なんでもいですが、よい成果を、たくさんの回数、得られたら最高だと思います。
なので、打席には立ち続けたいところです。

うまくいくときもあるけど、うまくいかないときもある。
しかし打席にたちさえすれば、なんらかの成果は得られるし、
ヒットを打つための方法論を模索することもできる。

そもそも、打席に立つのが嫌になる原因のひとつに、毎回結果を出さないとダメ
と自分に厳しくしすぎることがあるのではないでしょうか?毎回ホームランを狙ってしまう。
でも、打率的な考え方をすると、たまには失敗できる
というより10回に3回よかったらOKなのではないか?とおもえる気がするのです。
プロ野球選手だって、3割打てたら超一流。
10回に7回ブサイクに当たったって、3回イケてたら私は超一流のコンパニスト。
だから気が楽になって、打席にも立ちやすい。


まとめてみると、なにかを続けるために、
打率という言葉を知っていると便利だと思うのです。
そして打率は、うまくいった率といいかえれます。


「うまくいった率」=「うまくいった回数」÷「おこなった回数」

なので

「成果」
・「うまくいった」というのは、どんな状態になったらうまくいったことになるのかを定義する
・「うまくいく」ためにはどんな努力?が必要なのか?

「継続」
・どうすれば多くの回数おこなうことができるのか


という方向に考えてみるといいのではないかと思いました。
ぜひぜひ、いろんなものに打率を応用していきたいところです。


・料理がおいしいと言われた打率
・服を買いに行ってよいのを見つけれた打率
・仕事がうまくいった打率

などなど、応用範囲はかなーり広いとおもうのです。