ひなたぼっこ

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化野念仏寺をあとにして、清滝までいく気にはなれなかったし、気づいたら4時間くらい歩いていたようなので、そろそろ嵐電の駅にもどることにした。来た道をもどるのは面白くないので、訳のわからない道に入って方角だけ間違わないように気をつけてもどった。途中にほんとうに小さい神社のようなものがあり、そこに猫が寝ていた。

ひなたぼっこ。これほど平和な風景もないよなとおもった。なんて顔して寝てるんだ。飼い猫なのか野良なのか、猫にあんまり詳しくない僕にはわからないけど、とりあえず気持ちよさそうに寝ている。ひなたぼっこしながら暮らせたら、それはそれは幸せな人生なんじゃないだろうかとか考えさせられた。あくせく沢山のものを獲得しようとせずに、このようにのんびり暮らすのもひとつの生き方、哲学かもしれないなどとおもった。まあ、猫からしてみたら、餌をとったり、住人の機嫌をとったり、もしくは、住人と適当に遊んでやったりと何かとわずらわしいのかもしれないけれど。

散歩の最後にいいもの見れたなとおもい適当に歩いていると、行き道にあった出店のあたりに戻ってきた。もう開店準備も終わったらしく、人々がいろんな甘いものを食べていた。アイスクリーム、団子、お餅などなど。すごく食べたくなったので、ソフトクリームのバニラを注文した。注文した瞬間に、やっぱり抹茶とバニラのハーフにすればよかったとおもったけど、店のおじさんはもうバニラを入れる作業をはじめていたので、まあいいかとおもってバニラを食べた。アイスクリームは絶対バニラが一番おいしいと思う。