ジェイミー・カラムのライブ

2006年12月06日00:36


今日はジェイミー・カラムのライブにいってきた。

はじめにいうと、この人はとても素晴らしいので
まだアルバムを聴いたことのないひとには聴いてほしいし、
ライブに行ったことのない人は、ぜひライブに行ってみてほしい。

なにが素晴らしいかって、すごくスタンダードなジャズを下地として
ジミヘンやらジェイムス・テイラーやらクラブ寄りの音楽やら
まあいろんなものを吸収している音楽性が素晴らしい。

自由にスキャットし、ピアノのアドリブをし、バラードを歌い
激しい曲で聴衆を楽しくさせてくれるのが素晴らしい。

でも、音楽性が素晴らしい人なら、他にもたくさんいる。

なんと彼、トークもうまい。
僕のつたない英語力ながら聞き取れたところによると、もう、
ほんとうに面白い話をたくさんして会場の笑いをとっていってた。

とくに彼が18歳の時にフランスで出会った女性の話なんて最高で、
あ、ネタバレしちゃうとまずいからやっぱり言うのやめておきます。
もし機会があったらライブで見てください。

そんでもって、バンドメンバー全員が仲よさそうなのが素晴らしい。
ツアーを楽しんでいる感が、こちらまで伝わってくる。
もう、みんなで「音楽おもろいなー」といいながら演奏している感じ。

 一例をあげると、ライブの途中で、ドラムソロがあったんだけどさ、
そのソロ中、ジェイミー君は、ひとり舞台からいなくなったのね。

でもって、どこにいったんだ?と思ったら、帰ってきたとき
ソロしているドラム以外の人のために、ビールをとりにいってるの!

で、客に背をむけて、メンバーをドラムの前にあつめ、
ビール飲みながらドラムのソロをみてる!

なんて自由で楽しそうなんだろう。
あのバンドはぜったい人間関係よさそうである。みんな楽しそうだった。

それらの素晴らしさは、やっぱり彼の人間性が
素晴らしいから生まれるんだとおもう。

なんというか、お客さんに楽しんでほしくてしかたない、
自分が楽しみたくてしかたない、バンドの仲間に楽しんでほしくて
しかたない、スタッフにも楽しんでほしくてしかたない、
というかんじだった。

観客におりて、お客さんとハグしだすし、お客さんをステージにあげるし、
トークの最中にお客さんと話だすし、会場を総立ちにさせて、
ほんとうにすばらしいライブだった。


たぶん、今日のライブにいった人の大半が、満足して帰ったとおもうし
彼の音楽と、彼の人間性、ひいては、彼のことが大好きになって
帰ったとおもう。

一回のライブでそんなふうに思わせてしまう彼は
本当にすばらしいな、とおもいました。

と、彼に帰ったら、「ジェイミー・カラム良かったよ!」と
言いふらせ!といわれたので、走り書きしてみました。
おしまい。


滝田より

PS:スティービーが07年の2月にくるって!