相談
- 2007年01月29日04:24
今年はどのような本を読めばいいのだろう?
そんな疑問をもった僕は、ある友人を通じて、
すこし変わった職業の女性と連絡をとった。
すいません、こんなところにわざわざお呼び立てして。
僕は彼女に椅子をすすめながらいった。
ずいぶん雰囲気のあるカフェなんですね。
と彼女は店内を見回しながらいった。
店内は白熱灯の明かりにてらされ、JBLのスピーカーからはチックコリアとゲイリーバートンの演奏が流れていた。ちょうどランチの時間だったので 混みあっていた。あるテーブルにはコーヒーを飲みながら話している人がいて、別のテーブルにはパスタを食べながら話している人がいた。トマトソースのパス タとクリームソースのパスタ、たぶんそれが今日のランチメニューなんだろうと僕はおもった。
今日ご相談に乗っていただきたいのは、本のことなんです。
僕は突然話をきりだした。そういうと、彼女はほほえんだ。そんなことはわかっている、本の相談以外にどんな話を私とするの?というふうに。
本の話、その前に...。そういうと、彼女は少し間をとった。まるで、これから重要な話をはじめますと宣言するように。
彼女:まずはじめにお話しておきたいことがあるんです。わかってほしいのは、私が力になれることもあれば、力になれないこともあるってこと。あな たとの会話のなかで、あなたを導いてあげれることもあるし、あげれないこともあるってこと。私だって万能じゃないし、もちろん、期待はしてほしいけど、過 度の期待はダメってこと。これはわかってもらえるかしら?
僕:ええ、大丈夫だとおもいます。僕としては話を聞いていただけるだけでも、なんというか、頭で考えていることが整理できていいかな、という気持 ちで紹介していただいたので。もちろん、予想もしないすばらしい結果になればいいのですが。うまくいっても行かなくても、その大半は僕のせいだろう、と気 軽に考えるんでどうか気になさらないでください。
彼女:ありがとう。私にできることは、基本的にはあなたの中にあるものをひきだして足場をつくるだけ。その足場を登っていけるか登っていけないかはあなた次第だということ。わたし出来ない約束をするのは嫌なのね。だから前もって確認しておきたかったの。
それにもう一つ、できれば、もう少しくだけた感じでお話しません?お互いそちらのほうがリラックスできるし、率直に話あった方がいいアイディアが でると思いません?丁寧な言葉もいいけど、親しみを感じさせてくれたほうが私は嬉しいわ。プレゼントだって相手に望まれてこそプレゼントになるでしょ?
僕:それもそうですね。でも、少し緊張してしまって。知らない人と話すのってわりと苦手なんです。でも、やってみます。うまくいくかわからないけど。
彼女:気楽にやりましょう。これ自体が楽しみのひとつ、くらいにおもわないと損よ。
じゃあ、そろそろ、はじめていいかしら。
本について相談したいことってどんなことなのか聞かせてもらえる?
--------長くなりそうなので、続きはこちらで---------
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