しかし体を休めたり頭のなかを整理したりするから休日といえるんであって、休日を有意義にすごそうなんていうのは、もう時間貧乏性的発想なのではないだろうか、とうだうだ考えていた。

A:休日といえども、やるべきことをやり、清く正しく生活しましょう。

B:なにいってるんだ馬鹿野郎、休日なんだから好きなようにおもむくまますごせばいいんだ。

A:そんなこといったってお前にはやりたいことがあるのだろう。普段の仕事の日と違う時間の使い方をしてそれにそなえるべきだろう。

B:あほかお前は、休日にまでやりたいことの準備してたら、それは休日とはいわずもう仕事の日とかわらないじゃないか。

というかんじで、AさんとBさんが喧嘩をやめないので、散歩にでかけた。

歩くのは好きである。たぶん大好きだ。ずっと歩いていられる。しかし散歩はそんなに好きじゃない。なぜなら家のまわりの風景はあんまり変わらないから。いつもの場所に信号があり、スーパーがあり、踏切があり、大きめの道路があって車がはしっている。気に食わない。あたらしい刺激がない。

だからときどき外国などにいきたくなるんだろうとおもうんだけど旅気分でもない。もうすこし手軽な気分転換でいい。しかたがないので行ったことない店まで歩いていくということで手をうった。

二条駅うらの雨林舎。まずお店の名前がいいよね。雨って漢字をみるとなぜだか知らないけれど、慈愛ってことばをおもいだす。あまたの中で慈愛を一文字であらわしたのが雨なんじゃないのかという間違った変換がおこなわれている。べつに困りもしないのでそのままにしてある。

自家製ジンジャエールとホットケーキをたのんだ。ホットケーキはふつうの味で、ジンジャエールは辛めでいいかんじ。うん、散歩がてらこういう店にふらふらいくのはいいな。

ところで、普段はパナソニックのGH2を使って写真をとってるんだけど、それは動画と写真が両方とれるカメラ。動画機能はほんとうにすばらしいのだけど、写真の画質があんまり気に入らず、なぜ気に入らないのかもわからない。

ということで、久しぶりにオリンパスのE520をだしてみた。GH2の使い勝手からすると、まずピントがあわせづらい。もう実用にたえないレベルでピントあわせがつらい。眼鏡でファインダーのぞくのも手伝ってるのだろうけど。canonやnikonとくらべてオリンパスのファインダーは本当に見づらい。でも画質は好きなのである。ちょっと淡いかんじがする。その淡さがなにによるものなのかさっぱりわからないんだけど、その点ではやっぱりオリンパス好きだなあと再確認。

あ、結局なんにもしてない。