Savexのおもひで

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(OLYMPUS E-520 & PANASONIC LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4)

冬になるとくちびるがあれるようになったのはいつからだったか?遠い記憶すぎてぜんぜん思い出せません。たしか高校生くらいのときだったか。そのころ、土曜日に英語の個人塾に通っていたのですが、学校が昼間たしか13時くらいに終わり、塾がはじまるのが15時からとかだったようにおもいます。なので毎回2時間ばかり暇な時間があったのです。

その2時間の使い方は場合によってまちまちだったとおもうんだけど、塾の近くにあった薬局にはいって、商品をいろいろ見てまわるのがわりと好きでした。シャンプーやらコンディショナーやら、同じような商品がずらりと並んでいるかんじがとても好きだったのです。歯磨き粉の種類や歯ブラシの種類ってこんなにあるんだ!とかおもって気分がもりあがっていました。いまから考えるとちょっとオカシイ奴のような気もするけれど。

たしか、高校生の冬にリップクリームが欲しくなり、その薬局で、どれにしようか迷ったのです。メンソレータムもあるし、ニベアもあるしと。筒型のものや、丸い容器から手でとってつけるやつなどさまざまな商品があったのを覚えています。自分に一番ぴったりなのはどれなんだろう?と考えたあげく行き着いた答えは、「全部ためしてみよう」だったようにおもいます。

というわけで、何年もかけてどのリップが一番いいか試していった結果、savexに落ち着いたのです。理由は味がおいしいから。バニラ味でほんのり甘いので、これがうまいのです。ちなみに、このリップクリームは冬の間、右ポケットにいれることにしています。左でも後ろでもなくて、右ポケット。まあ理由は右手で取り出しやすいからという単純なものですが。

これまた昔の話ですが、バイト中にあまりにも暇過ぎて、なんか技術を磨こうとおもったことがありました。その時は冬だったので、savexをつかってなにかできないかな?とかんがえました。

その結果、右ポケットにはいっているsavexを、1:取り出し、2:キャップをとり、3:クリーム部分をだして、4:唇にぬり、5:クリーム部分をしまって、6:キャップをつけて、7:ポケットにもどす。という全7工程を右手一本でおこなうという秘技をあみだしたのです。

簡単におもえるでしょ?やってみてください。意外と難しいですから。ちなみに、できたところで何の役にもたちません。