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京都、北大路のグリルはせがわ

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(OLYMPUS E-520 & PANASONIC LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4)

「京都で大衆向けの洋食がおいしいお店はどこ?」と話しあったら30秒以内に誰かが名前をいうであろう、グリルはせがわ。場所は北大路鴨川を西に1分ほど歩いたところです。(実際にはそんな場所名はないけれど、京都に慣れているの人ならこれでわかるはず)

このお店はなにがおいしいって、ハンバーグがうまいのです。ずいぶん前にきたことがあったんだけど、たしかうまかったはず、ということ以外、細かいことは全て忘れてしまっていました。偶然お店の前を通ったので、どんな味だったか思いだすために入店。


PA100234.jpgお店の看板メニューはハンバーグ。しかし、大好物のチキンカツもおいてありました。こういう時はどちらにするか死ぬほど悩む。仮にハンバーグを選択したとして予想外に肉の柔からさやソース具合が期待はずれだった場合どうやって自分をはげますのか?やっぱりチキンカツにしておけばよかったと後悔だけはしたくありません。ハンバーグという定評のある安全パイを選択し手堅くいくのか、自分の直感を信じて、ある程度のリスクを覚悟してチキンカツをとるのか、そうこれはまさに今日一日の気分を左右する瞬間です。

そんな顧客のニーズをグリルはせがわさんはしっかり予想できているのか、「ハンバーグ+チキンカツ」のように「ハンバーグ+○○」という組み合わせメニューがたくさんあります。+コロッケ、+海老フライ、などなどバラエティーが本当に豊富。結局、ハンバーグ+チキンカツ、ライス付きで1000円を選択。

オーダー後しばらくして、料理が運ばれてきます。まずハンバーグを食べてみると、お肉はほどよくやわらかく、つなぎとお肉の割合もよいかんじ。肉汁もしつこくなく、ややケチャップ味の強いソースによくからみます。うん、これはうまい。及第点を軽くこえて大満足と満足の間くらいまでメーターの針があがります。

ハンバーグを飲みこむか飲みこまないかのタイミングでせっかちにもチキンカツを狙いにいきます。さくさくの衣の歯ごたえがたまりません。うまい。薄く施された下味が意外としっかりしていて、別皿でだされた特製ケチャップソースなしでも十分おいしくいただけます。ソースなしでもありでもおいしいのだけれど、個人的な好みとしてはソースなしのほうがおいしかったです。

よくわからんカフェみたいなものが増えてきて、たいしてうまくもないのに1000yenちかいランチを提供することがまかり通りだした昨今、このボリューム、味をして1000円というのは大納得です。こういうお店がもっと増えて、よくわからんカフェみたいなもんをどんどん駆逐していってくれないかと切に願っています。ああ、いけない、食い意地がはってるせいか、食に対してだけは怒りをあらわにしてしまいます。とにかくグリルはせがわ、うまかったです。



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