舞鶴へ
シルバーウィークというのかどうかよくわからないけれど、先の連休に友人が住む舞鶴にいくことになった。結婚して子供ができたというのもあるけど、いろんな心境や考え方の変化をへて、彼は自然のなかで暮らすことを選択した。もともとは大阪は心斎橋や野田阪神にすんでいた人だったので、どのような思考過程を経てそうなったのか、知ってみたかった。
当日、京都駅にいくと、人、人、人でごったがえしている。連休になると京都には人がたくさんくる。観光産業的にはうれしいのかもしれないけれど、すんでいるほうからすると、しゃあないな、という感じになる。
調べたところによると、京都から舞鶴へは京都交通株式会社が直通のバスをだしている。約1時間40分で西舞鶴までつくというので電車より便利だと判断した。
バスにのるとなにげなくテンションがあがる。身体に染み付いた感覚が、「今日は遠足気分だよ!」と教えてくれるのかもしれない。バスは1時間40分。お弁当を買ってくればよかった!とつよく後悔する。
5分の1にも乗客が満たないけっこうガラガラの状態でバスは出発。しかし全然前に進まない。シルバーウィークという悪魔が、バスに15kmくらいのトロトロ運転を強いる。高速にのっても低速のまま車は走るというより動く。
そんな訳で、予定の2倍くらいの時間をかけて、西舞鶴に到着した。なかなかののどかっぷりで、バスを降りた瞬間に潮のにおいがどこからかただよってきていた。