和田浜1
おもえば忙しいときと暇なときが極端にわかれているバイトだったので、暇なときにはよくいろんなことを話してすごした。たくさんシフトにはいっているときなんか、家族よりこいつらのほうがよくあうな、とおもうほど毎日一緒にいた。たぶん、いまでも定期的に誰かとしゃべらないとストレスたまってくるのはこのせいだとおもう。
というわけで、とても気心しれている面子がお盆に集まるということになった。計画には参加してなかたったので、実際どういう運びで海までいくのかわかってなかった。当日、集合時間にやってきたのは一台の車だった。