愛知の奇祭

090315_001_olympus_E520.jpg

英会話の先生をしてもらっているJamesから「愛知でお祭りがあるからいかない?」と誘われた。たまたま休みだったこともあるし、「なんか普段とちがうことしてみたい」感が最近ふつふつと高まってきていたので「いくー」と返事をした。

京都駅で待ち合わせ新幹線でサーと名古屋まで。なんとはやいんでしょう新幹線。何回か電車を乗り継いでようやくお目当ての場所へ。なかなかの混みっぷりで驚きました。かんなり田舎のほうだとおもうんだけどぞろぞろと人が集まっていた。

なんでそんなに人が集まってくるかというと、行ってはじめてわかったんだけど、このお祭りかなり変。どう変なのかは表現しづらいのでパスしておきますが、とりあえず変なのです。その変ぶりにひかれてか全国から外国人のひとたちが集まってきてました。(先生も京都に住んでいるのに愛知の片田舎まで行く気になる、そのくらい変で特殊なのです。)だいたい2割3割は外国人の人で占められていた気がする。神道系のお祭りなのに!

この日はかなりの晴天ぶりで花粉も少なく快適で平和的なかんじだった。いつもの行動パターンを崩してみるのもなかなか楽しいものですね。

行きしなと帰りしな、先生といろいろと話しました。日本人の女性はやっぱり外国人からモテるみたいです。なんつーか外国で30歳オーバーだと、もう美にたいしての努力なんて怠りまくりになりがちだけど、日本人はけっこう年齢上でも美しい人がたくさんいる。態度もあちら(北米)の人はもう失礼っつうか怖いのに対して、日本人は礼儀正しくて思慮深い人がおおいという一部の外国人の中の共通認識みたいなのがあるんだって。ほー。

なので、外国から日本にカップルで来て、自分の彼女をみると、「なんでこいつと付き合っているんだろう?」とおもうケースが笑い話としてあるらしい。「日本人みんなめっちゃキレイ、それに比べて俺の彼女は...」的な発想なのかもしれない。なので「Bring Sand to the Beach」という表現もうまれたらしい。

「浜辺に砂を持ち込むな」

調べてみたら「自分のことで精一杯なのにこれ以上トラブルを増やさないでくれ」みたいな表現らしいけど、それが転じて「パーティーとかでシングルの女性(もしくは男性)がたくさんいるところに、自分の彼女(もしくは彼氏)をつれていくな」という意味になるようです。

こういう英語のイディオムっておもしろくて好きです。比喩的表現なんだけど、それを直接訳しちゃうと日本語にはない発想とおかしさがでてくるよね。どんどん集めていきたいかんじです。


実際使ってみるとこういう感じになるでしょう。


秋夫「なあ、30日にパーティーあるんだけど、お前もくる?」
友治「え?それ彼女も連れて行っていい?」
秋夫「砂浜に砂をもってくるなよ(シングルがいっぱいいるのに勿体ないことするなよ)」


友治「...オレのはゴールドリングだから大丈夫。」
とか瞬発的に返せたらなかなかでしょう。


逆に


秋子「ねえ、30日にパーティーあるんだけど、秋子これる?」
友美「え?それ彼氏も連れて行ってもいいの?」
秋子「砂浜に砂をもってこないでよ(いい男がたくさんいるのよ、馬鹿なこといわないで)」


友美「わたしの(カレ)なんて、塵かホコリよ...」
だと切ないですね。