組織図

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この組織図は本当に便利です。構造・要素体系的に把握したいとき、話の順番を決めたいとき、
などいろんなときにつかうことができます。
トーナメント表としても使われるし、会社の組織図なんかもこの形を使っているとおもいます。

構造・要素を体系的に把握する例をみてみましょう。
たとえば、部屋の中に入ってくる紙類を把握したいとします。


1番上の部分には、紙類
と書きます。

そして、2段目には
1:メッセージ、2:公共料金、3:政府からの通知、4:割引チケット類

などと分類わけして書きます。

そして、3段目には、2段目で挙げた要素をより細かくわけていきます。


1:郵便物

 家族・友人・知人からの保存しておきたい手紙やメッセージ
 仕事関係の方からの手紙

2:公共料金

 電話料金
 ガス料金
 水道料金

3:政府からの通知


 国民健康保険のお知らせ
 国民年金のお知らせ
 
4:割引チケット類

 ピザーラ割引チケット
 お寿司の割引チケット
 
などなど、組織図を使えば、このようにある対象の要素を細分化できます。
この上記の形は、一見組織図に見えないかもしれないですが、
じつは組織図を横にしただけの状態で、組織図を描いているのと同じなのだとおもうのです。



ほかの例をみてみましょう。


たとえば、日本はどうでしょう?

1番上が、日本ですね。

2段目に都道府県を割り当てましょうか。
北海道、東京、名古屋、大阪、福岡などですね。

3段目に、市を入れて

4段目に郡や町を入れて

と、どんどん階層を深くしていくことが可能です。


この組織図を書けるようになると本当に便利です。


他には、作業やタスクや目標を組織図であらわしてみることもできます。
たとえば、はがきを出す、というのはどうなるでしょう?



1段目には、「はがきを出す」

2段目には、1:宛名を書く、2:文面を考える、3:文面を書く、4:はがきを投函する
となるかもしれません。

3段目はもっと細かくなって、

1:宛名を書く

 はがきを送る人を選ぶ
 相手の住所を調べる
 対象になった人の宛名を書く

2:文面を考える

 感謝の気持ちを表す言葉を選ぶ
 失礼のないように、でもかたすぎないように考える

3:文面を書く

 適切な筆記用具で文面を書く

4:はがきを投函する

 切手をはる
 はがきをもってポストまでいく
 ポストに投函する


全体を書いてみると

「はがきを出す」

1:宛名を書く

 はがきを送る人を選ぶ
 相手の住所を調べる
 対象になった人の宛名を書く

2:文面を考える

 感謝の気持ちを表す言葉を選ぶ
 失礼のないように、でもかたすぎないように考える

3:文面を書く

 適切な筆記用具で文面を書く

4:はがきを投函する

 切手をはる
 はがきをもってポストまでいく
 ポストに投函する


と、「はがきを出す」という作業を細分化することができます。
こうすることは面倒ですが、自分がやりたいともってもなかなか手をつけられない場合、
一段目の言葉を繰り返しているだけで、実際の細かい作業の方法が
わかっていない場合が多々あります。

たとえば、「掃除を毎日しよう」とおもっても、できなかったり、
「幸せになりたい」と思ってもできなかったりするのは、ただやり方、
作業の方法がわからないからではないでしょうか?

そんなとき、この作業や要素の組織図を描くことが役立ってくれます。

ということで、ぜひ、時間があるときに
あなたのやりたいことの組織図を描いてみるのもいいかもしれません。

あなたの、「しあわせ」とはどんな要素で構成されているのか?
あなたのいまの目標はどんな要素で構成されているのか?
あなたがいま、やろうとおもってもなかなかできないことはどんな作業でなりたっているのか?

「しあわせ」

・しあわせを感じる瞬間1

 しあわせを感じる瞬間1を細かくしたもの1
 しあわせを感じる瞬間1を細かくしたもの2
 しあわせを感じる瞬間1を細かくしたもの3

しあわせを感じる瞬間2

 しあわせを感じる瞬間2を細かくしたもの1
 しあわせを感じる瞬間2を細かくしたもの2
 しあわせを感じる瞬間2を細かくしたもの3

しあわせを感じる瞬間3
 
 しあわせを感じる瞬間3を細かくしたもの1
 しあわせを感じる瞬間3を細かくしたもの2
 しあわせを感じる瞬間3を細かくしたもの3


「やろうとおもってもなかなかできない目標」


できない目標にふくまれている作業

 できない目標にふくまれている動作1
 できない目標にふくまれている動作2
 できない目標にふくまれている動作3

できない目標にふくまれている作業

 できない目標にふくまれている動作1
 できない目標にふくまれている動作2
 できない目標にふくまれている動作3

・できない目標にふくまれている作業

 できない目標にふくまれている動作1
 できない目標にふくまれている動作2
 できない目標にふくまれている動作3

などなど、考えてみるもの楽しいものです。
面倒くさいですが、考えずに長い時間うまくいかない状態を味わうほうがもっと面倒です。