富田ラボ:アタタカイ雨

2006年03月04日16:43

最近、富田ラボというアレンジャー&プレイヤー
&プロデューサーに大ハマリしてます。

ポップなんだけど、後ろのストリングスの入れ方とかドラムとか最高。
「マニアックさ」「技」と、「分かりやすさ」を共存させている感じ。凄い


MISIAさんのeverythingとか、中島ミカさんのwillとかを
プロディースしたらしいんだけど、もう何回聴いても飽きないです。


最近、「Shiplaunching」というアルバムを
出したようでこのアルバムの虜になってる訳です。

もっと詳しく言うとですね、
MAMALAID RAGの田中拡邦さんが歌う
「アタタカイ雨」という曲にやられているんです。
(作曲:富田|作詞:高橋幸弘)

こんな声で歌えたら、もう、最高に楽しいだろうなーと思いながら。
あまりにも、よすぎて「なんか悔しいー!」って感じてしまってます。


包み込むような、やさしい感じの声でね、これが...
うーん、やばい


うたのはじめの方に「遠い記憶が とけて ゆれる」という歌詞があるんだけど
その、揺れる、という言葉の語尾にエフェクトがかかって
「揺れている」気がする

芸が細かい...恐ろしい...

遠くから見ても美人だけど、近くに寄っても肌がきれいな女みたいです。
(よくわからなくて、全然、例えとして機能してないね...)


富田さんの曲はイントロが短くて好き。
話が早い感じがしてね、好きです。

イントロ4小節しかないんだよ?短くない?


んで、気になって、ちょっと、「アタタカイ雨」をコピーしてみたところ
イントロの4小節は、keyがBなんだけど、
5小節目のAメロからAb(短三度下)に転調するのです!


聴いてるだけでは、僕にはわからなかったんだけど、
音採ってみて、「おお!4小節で転調すんのか!」と
興奮してしまいました。恐るべし。職人芸
(ちなみに、転調のつなぎが、F#=GbからAbへの全音上なので
ちょい突然の転調をしてまして、軽やかな違和感がいい感じです。
恐るべし...)

さらりとしているところが大人ですね。

「どうだ!凄いだろう!」感がなくていい。



でもってね、歌詞も中々いいのですよ。アタタカイ雨。


こういうふんわりした曲調で、恋人への愛を歌っているのかと思いきや、
これはなにげに失恋というか、過去の恋愛に対する想いを
綴った曲ではないかな?と


高橋幸宏さんが書いた歌詞なんですが、老練ですね...


なにげに彼女への想いが全て、過去形で書かれていまして
いろいろあったであろう大人な感じです。

と思うのは、僕の思い過ごしなんだろうか?



さらっと聴けるのに、想像する余地を残している感じがたまりません。
レイモンド・カーヴァーの短編みたいに
色々想像できる歌詞でいいです。


はー、なんか無駄なく、
全部が絡んでる感じが最高にステキだなーと思います。


しばらく幸せに過ごせそう。

このアルバムを聴いていたいので、しばらく外に出るの止めようと思います。
(家が一番好き。)



以上:富田ラボ作品からの発見と「引きこもります」という宣言でした。