マスメディアの情報だけではなく、それに反する情報を得る

なぜそうおもうか？

国民の知る権利を代表する、と言われているテレビ・新聞・ラジオ・出版業界ですが、実際は国民が知りたいことを報ずるというより、政府、企業の発表をそのまま流しているおそれがあります。そしてそうは思いたくないけれど、批判対象になるかもれしれない団体と癒着している可能性もある。なので、事実を多角的にみるために、マスメディア以外の情報源を持ちたい。

具体的に何をするか？

できることならその分野の専門家、そして権力側から嫌われている人（検察に捕まった人など）の意見に触れるようにする。両者の主張を聞いたうえで判断すること。

発言する人が、利益構造のどちら側にたって意見を述べているか見抜く力

なぜそうおもうか？

今回の原発事故の際、原発からもれる放射性物質の危険性について「安心です」「問題ないです」とコメントした学者達がたくさんいました。彼らは、だれからお金をもらっていて、だれのために発言しているのか？ということに注意しないと、彼らの都合のいいほうに誘導されるおそれがあるとかんじます。

具体的に何をするか？

なにかしらの意見に触れたら、発言者の所属団体を調べる、立場を想像する。

自分の目的をかなえるために、リスクリターン、メリット・デメリットなどを分析し、行動する力

なぜ？

○○がこう言っていたから安全、大丈夫、とおもってしまうと、なにも考えずに行動してしまうかもしれない。誰かにとってよい行動かもしれないが、それが自分にとって最適な行動かどうかは、自分で考えないかぎりわからない。

具体的になにをするか？

自分が求めているものはなにか？なにを得なければいけないのか、達成しなければいけないのか？どういう状態を避けないといけないのか？ということを、さまざまな思考の枠組みに当てはめて、自分に問う。

共通の目的意識を持った人と、情報、調査結果、意見を共有する仕組み

なぜ？

問題が複雑で大きくなればなるほど、自分だけで調べる思考するには限界がある。関心をもつ人が多いトピックであれば、同じように思考や調査している人がいる。ひとりでするより、大勢で作業をしたほうが効率がよいだろうし、自分で試行錯誤する前に、うまくいった経験を知ることができる。

何をするか？

ツイター、Facebook、SNS、wiki、もしくはネット系コミュニティー
知人友人との会話、なにかしらの会、などのコミュニケーション

の中から、同じ問題意識を持った人達とつながっていく。

そこで必要となる、自分の意見の根拠と思考過程を説明する能力

なぜ？

「そう思います。そう感じます、そんな気がする、○○かもしれない」などの、情緒的な言い回しは友人や家族や恋人間では必要だし、その近しい関係性のなかでは意味を持つけれど、これから必要なのは何かを達成したり、社会を作っていくための情報交換だろうから。

何をするか？

自分の意見に、「なぜそうおもったか？」「手始めに何をするか？」などの説明を盛り込む。

意見の異なる相手を受け入れ、目的にむかって議論できる能力

なぜ？

目的と立場の違う人は、異なる意見をもつ。それらの意見を聞かなくていいかというと、より物事を真実に近くみるために、参考にできたほうがいいから。


なにをする？

相手の立場、やりたいことを考える。
話し合うときに、この人はなにがしたいんだろう？と考える。

人の目を気にしすぎずに一貫性を持つ

なぜ？

自分がさまざまな情報に触れていて、「この人は信用できるな」という人は、まわりの人がなんといおうと、「自分はこう思う」と一貫性のある人。批判されようと、自分の調査と思考した結果の導き出した答えをきちんと主張する人。

具体的になにをする？
普段はブログにはこういうおカタイことを書かずにきたのだけれど、書いてみる。こういうことを書いただけで満足し、すぐに忘れてしまう傾向にある。