おいしい料理を求めていると、同じようにおいしい食べ物をたくさん知っている人に出会います。２０人にひとりぐらい、わたしもおいしいものが好きでよく食べ歩いているんです、という人がいる気がします。その方はたくさん情報をもっていていつも僕にオススメの店を教えてくださいます。

今回そのオイシイモノブレインさんがすすめてくれたのは、京都市は烏丸五条にある焼肉屋さんの「よし田」さん。焼肉といえば京都では三条商店街にある「弘」さんが有名ですが、そこを越えるおいしさ、ということで早速行ってきました。

事前に集めた情報によると、一人前のお値段はけっこうはるものの（２０００円前後？）、ボリューム感があるので、頼み過ぎないようにとのことでした。量より質なお店なのですね。実際いいお肉って、少量でもけっこう胃にくるかんじがあるんですよね。

店内はこざっぱりした和風な雰囲気で、店員さんのサービスはかなり行き届いています。こちらが目線をちょっとかえるだけで、「どうしましたか？」と気にかけてくれるレベルの接客です。個人的にはどちらかというと、ほったらかし、あんたら好きにやってな、というもてなされ方のほうが好きなのですが、こういう高級感を売りにしているお店には、高い気配りが求められているのでしょう。

味はオススメされた通り大満足でした。関係ないかもしれないけどご飯もとてもおいしかったので３杯くらいおかわりしてしまった気がします。お肉を食べているとご飯も同時に食べたくなりませんか？明太子を食べているとご飯がすすんでしまうのと同じ原理なんだけど。両輪なのですよ、うまいものと白い飯は。

お肉はどれもおいしかったけど、特に生レバーはおいしかったなー。レバー系は焼くと苦手なんだけど、生だとおいしく食べれるんですよね。なんでなんだろう。よし田さんの生レバーはとくにおいしいです。とても新鮮でぷるんぷるんなかんじでしょうか。そのぷるんぷるんをあっさり目のごま油といいお塩でいただくシンプルだけど絶妙な味。うまい。あ、食べたくなってきた。